オーソライズドジェネリック
略してAG
聞いたことはありますか？
AGとは先発品と全く同じ後発医薬品のことを言います。
え？後発医薬品って全部一緒じゃないの！？
って思った方もいるかもしれません。
後発医薬品は主成分が同じで体内での溶け方、効き方が先発品と同等のものをいいます。
これを生物学的同等性といいます
（高田製薬HPより）
試験官とかでなくて人が飲んだ時同じように効いているかの検査をして
それが同等であればはじめてジェネリックとして認められます。
この時製造方法や添加物は企業によって異なります。
AGはこの製造方法や添加物も全く同じものをいいます。
なので先発と全く同じものになります。
先発品メーカーがそのままAGを発売したり、
製造方法を他社に販売したりしてAGはうまれます。
かわらないことは安心もありますし、説明も簡単に済むので
発売されると採用するところが多いです。
メリットの多いAGですがデメリットもあります。
かわらないということは、１０年前と同じものしかつくれません。
技術は日々進化しています。
まずい薬が美味しく作れるようになったり、
どでかい薬が小さくなったり
光に弱い薬が光に安定な薬になったりします。
ジェネリックは２０社以上が発売する激戦区。
AGをアピールするメーカー、味をアピールするメーカー、飲みやすさをアピールするメーカー
企業の努力が見られます。
６月に１７種類発売されましたが今回は特に企業によって分かれた部分がありました。
先発が２センチと大きなカプセルで大変飲みにくいです。
AGは２センチですが他社はすべて１センチと半分の大きさにすることに成功してました。
中には飲みにくいカプセルじゃなく錠剤にできたところも。
また光に弱く出しにくいアルミシートの先発品
AGは同じアルミシートですが、他社はすべて光の安定性を高めて通常の透明なシートで取り出しやすかったです。
また薬の名前も１０年前はAAみたいにコードが多かったのですが今ではAG以外はくすりの名前が印字されています。
シートから出してなんの薬かわからないという事態を防げます。
いろいろ書いてしまいましたがそれでもAGは最大の魅力は変わらないことです。
先発しか嫌だと思われる方はAGから始めてみてはどうでしょうか？
全く同じものなのですから。
未来のこどもたちに保険を継続させてあげるために
医療費削減にご協力をよろしくお願いいたします。
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